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t-hom’s diary

主にVBAネタを扱っているブログです。

弓道に関する、一般の方のよくある誤解

趣味「弓道」とプロフィールに書いておきながら、弓道ネタは今回が初めての投稿になる。

よくある誤解について、本当はこうだよというのを説明したい。

誤解その壱:真ん中のほうが得点が高い

アーチェリーと違って、弓道の一般競技は点数制ではない。
実は、結果はマルとバツしかない。
直径36センチの的のどこに当たってもマルである。

競技は外した人から退場していくサバイバル方式なので、端っこでもあたり続ければ優勝できる。あたり続けて勝負が付かない場合は途中から直径26センチの的に交換となる。
ただし、優勝が決定した後の二位・三位決定戦はサバイバル方式ではなく、遠近勝負(真ん中に近いほうが勝ち)となる。

※実業団の大会で使う色的などは点数制を採用している
※60メートル先の的を射る遠的競技は点数制と的中制の二種類がある。

誤解その弐:弓道の最終目的は100発100中である

弓道の最終目的は人格向上であり、その手段としての弓である。
弓道の段位は十段まであるが、四段の定義にすでに「的中確実の域に達した者」とある。
では四段以上は100発100中かというと、そんな訳ないのだが。。
実際には年齢とともに筋力も衰えて的中は少しずつ落ちてくる。

ただ、人格向上というのは初心者にとって大げさすぎる。
当面の目標は「正しいフォームで綺麗に引くこと」であり、結果として「あたり」がついてくることである。

誤解その参:弓道は的を狙って、当てる

そういう射をする方もいるのだけれど、正しくはない。
特に小手先の技術で当てようとするのは「当て射」と呼ばれて嫌われる。
(競技ではアリ。でも目指すところではない。)

もちろん、狙いが合っているか確認はする。ズレていたら直す。
しかし、和弓は正しく引けばおおむね狙いは合うように出来ている。

どういうことか説明しよう。

まず的に対して完璧に垂直に立つ。
これは足元にフダがあるので、合わせれば簡単である。
あとは、矢を身体に平行にひきつけてくるだけで、自動的に的に狙いがつく。

原理は水平に手を伸ばすのと同じで、矢を持った場合、顔にあたって止まった位置が狙いである。
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そのままじわじわ伸びていくと、どこかで限界が来てぷつっと切れる。
これが「離れ」と呼ばれる瞬間で、結果「あたる」のである。

狙うのではなく、狙いがつく。
はなすのではなく、はなれる。
あてるのではなく、あたる。

正しく引けば、誤差は的のサイズに収まる。
「正射必中」これが弓道である。

だからこんな芸当ができる。(音量注意)
www.youtube.com

※動画のテロップで「正しく引いて、正しくあてる」と書いてあるけれど、ちゃんと聴くとこの名人は「あてる」とは言ってない。

まあ、実際には言うは易し~というやつで、人間だから毎回同じ動作が完璧に出来るわけではない。
練習で的中9割に達していながら試合で半分も当たらないなんてことはよくある。
ちょっと精神的にブレただけで、動きも変わってしまう。
それが特に弓道が精神スポーツといわれるゆえんである。

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