t-hom’s diary

主にVBAネタを扱っているブログ…とも言えなくなってきたこの頃。

英語学習のモチベーションを維持するには、恰好よく巻き舌でRを言えるように練習するべし

まえがき

そういえば、プロフィールに趣味英語と書いておきながら、英語のネタを記事にしたことがない。
実を言うと私のパートナーはタイ人で、LINEでは英語でやりとりをしている。

しかし、私は最初から英語が得意だったわけではない。
中学・高校と、英語のテストで40点以上取ったことは無い。ひどいときは一桁だった。

彼女との出会いはチャットだったが、私は当時まるっきし英語ができず「エキサイト翻訳」に丸ごと張り付けてやりとりしていたのだ。
親しくなってからのこと、ある日「ときどき言ってる意味がワカランのでちゃんと勉強しろ」と言われた。
10年前のことだから、機械翻訳も今よりずっと精度が悪かったと思う。
これが本格的に英語と向き合うきっかけになった。

私の場合、いわゆる英会話スクールに行ったことはなく、市販の書籍を使った独学で覚えた。
その経験をもとに、素人ながら英語学習のモチベーション維持に大事だと思うことを書こうと思う。

学習のモチベーションを保つためには

英語の学習を継続する秘訣は、いかに楽しめるかということである。
学習の早い段階でネイティブスピーカーのように流暢に発音できるようになると、その後の学習が楽しくなる。

単語も文法もめちゃくちゃけど、発音だけは格好良い。

はったり。フェイクイングリッシュ。

でもそうやって英語学習を楽しんでいると、そのうち本物の英語力が身についてくる。
好きこそものの上手なれというが、まさにその通りで、学習を継続するには、まず英語を好きにならないと始まらないのだ。

時々、英語学習において発音は重要じゃないといった意見を見かける。

例えば「インド人は、母国語なまりの強い英語を堂々と話す。ネイティブは文脈でだいたい通じるから問題ない。なまりは世界的に見ればふつうのことであり、日本人も恥じることなく堂々と日本語なまりの英語を話せば良い。」といったものである。

もちろん、日本語なまりの英語でも文脈でだいたい相手に伝わるだろうし、その方針で学習を継続できる人はそれでも良い。

でも、心のどこかで英語の流暢な発音に憧れているという方も多いと思う。そういう憧れに対して、くだらない、薄っぺらいと思う方もいるかもしれないが、言語学習において「なんとなく憧れる」という感覚はすごく重要なんじゃないだろうか。

結局、楽しくないことは続かない。

英語に限らず、中国語でも、タイ語でも、流暢な発音には独特の心地よさがある。母国語の場合は先に意味が脳に入ってくるので、日本語の音感を味わうことは難しいが、日本語の発音にも音としての心地よさはあるはず。

だから外国語を聴いてなんとなく格好いいと感じるのは極めて正常なことで、その憧れを捨てて日本語なまりの英語を話すというのは私にはとうてい受け入れられない。どうせ勉強するなら、ネイティブのように格好良く発音したいのだ。

発音の学習

ネイティブのように発音するには、日本語に無い音をいかに綺麗に発音できるかにかかっている。
代表的なのはR、V、F、THなどの音だが、これらをスムーズに発音するためにはある程度の練習が必要で、最初のうちはとにかく大げさに口の形を作るのが良い。特にRなどは舌先で口蓋垂に触れるくらいのつもりで大げさに巻き舌を作る練習をする。

日本語に無い音を学習するには、発音方法と合わせて発音記号を覚えてしまうのが手っ取り早い。
私はこの本で学習した。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

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発音記号が読めるようになると、辞書でその単語の正しい発音がわかるようになる。
たとえばAnimal(動物)という単語。中学の頃、とある英語教師(Y先生)が「アナモー」と発音したのを思い出す。
前の年に担当したA先生は「アニマル」と言っていたが、Y先生はあまり人気が無く、皆はY先生がおかしいと決めてかかった。皆、影でY先生を「アナモーwww」と呼んでバカにした。

ネイティブの先生もいたけれど、聴いて覚えるというのはあまり効果が無い。
「Animal=アニマル」という先入観で聞いたら「アニマル」と言っているように聞こえるのだ。

でも調べてみると、Animalの発音記号は「ænəm(ə)l」。
Y先生の発音が完璧だったとは言えないまでも、「アニマル」は明らかにローマ字発音で、どちらかといえば「アナモー」の方がネイティブの発音に近いことがわかる。結局Y先生の方が正しかったのだ。

発音に関してはもうひとつエピソードがある。
これも中学生のころ、たまに来ていたカナダ人の臨時講師の方がどう聴いてもThank youを「テンキュー」と発音しているので、教師にあてられて立って教科書を読み上げるときに真似して「テンキュー」と言ってみたらクラスの皆に爆笑された。
「おまえ、テンキューってwww」「サンキューやろwww」てな感じで。

でも発音記号を学んでから調べてみたらThank youを「サンキュー」と発音するのもたいがいおかしい。
Thank youの発音記号は「θǽŋkjú」で、θの音は日本語にない、舌と上歯の間を通る空気が出す摩擦音である。
圧を溜めて言えばTに近い「テンキュー」に聴こえるし、普通にいえばSに近い音になる。
でも、Sに聴こえるからといってそのとおりにサンキューなんて言ったらSank you「沈んだあなた」になる。

まとめ

自分の発音がなんか違うのはわかる。でも何が違うのか具体的に分からない。
そういう状態で学習を進めていくのは辛い。
やはり英語を楽しく学ぶには、英語にしかない音をばっちり発音できるようになりたい。

もちろん最初はうまく発音できないが、できないのは英語の音が特別に難しいからではなく、慣れの問題と、もうひとつは単に舌の筋力が足りていないのである。
日本語の発音はあまり舌を大きく動かす必要がないため、舌筋が鍛えられない。でも心配しなくとも、腹筋などと違って小さな筋肉なので練習していればすぐに鍛えられる。数日でだいぶスムーズに発音できるようになるだろう。

とにかく最初はRから。恰好よく巻き舌で言えるように練習しよう。

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