たとえば以下のように体系化された知識というのを思い浮かべてほしい。学問でも、業務でも、プログラミングでもなんでも良い。
想定は独学でも人に教わるでも良いのだが、教える側あるいは書籍などがいくら体系的に説明したところでなかなか一筋縄ではいかないもので、特に初学者は次のように点で理解する。
どんなに教え方がうまくても、どんなに受け手が優秀でも、最初は点からスタートする。そして、ところどころ知識の欠落が発生する。これはもう、そういうものだと思うしかない。私が学習するときもそうだ。
学習が進むにつれ、点だったものが線になり、ぼんやりと全体が見えてくる。
しかし、特定の部分を妙に詳しく覚えたり、関連しない要素をつなげてしまったり、相変わらず知識の欠落があったりする。
そして蓄えてきた知識が綺麗につながった瞬間、霧が晴れたように一気にすべてを理解する。
別の表現をすると、物事の習熟度と学習時間はこんな風に綺麗に比例するものではない。
ある一定のレベルに達するまではじわじわと徐々に習熟度が上がっていき、ある日突然学んできたことが頭の中でつながり、一気に理解できるようになるのだ。
学習というのは得てしてそういうものだと思うので、伸び悩んでいると感じても投げ出さず、今は我慢するとき。
いつか霧が晴れる日がくると信じて頑張ろう。
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