t-hom’s diary

主にVBAネタを扱っているブログです。

VBA テキストボックスの最適なフォントサイズは12ポイント

VBAでユーザーフォームをデザインする際、フォントサイズに気を配っているだろうか。

まず、ふつうにテキストボックスを配置するとこのような外観になる。
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フォントはMS UI Gothicの9ポイント。

これ、ブログの画像だと読みにくくないけれど、実際にフォームを実行してみるとかなり小さい。

私の視力ではちょっと読みづらい。
いや、視力だけではなくて、環境のせいもあるだろう。
私は自宅ではモニターと70センチほど離れて作業しているので、標準的なユーザーよりもモニターが遠いと思う。

ユニバーサルデザインの考え方

視力とか環境なんて言い出したら、それぞれ最適なサイズは人によってバラバラになってしまう。
じゃあ誰に合わせて設計したらいいんだ?

このような疑問に答えてくれるのが、ユニバーサルデザインという考え方。

Wikipediaでは以下のように定義されている。

ユニバーサルデザイン(Universal Design、UD)とは、文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。

ユニバーサルデザインガイドライン

ユニバーサルデザインは特に老若男女さまざまな人を想定しないといけない行政の分野で積極的に取り入れられている。
画面デザインではなくあくまで紙面デザインの話になるが、紙面において本文の文字サイズで12ポイントを推奨しているものがいくつか見つかったので紹介する。

■わかりやすい印刷物のつくり方(横浜市)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/chifuku/fukumachi/publication/image/insatupdf.pdf

9ページ(PDF11枚目)より引用

大きさはできるだけ12 ポイント以上にしましょう。

■印刷物のユニバーサルデザイン(広島県)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/6225.pdf

4ページ(PDF6枚目)より引用

● 「A4」サイズの用紙の場合,最も文字数の多い本文を12~14ポイントで作成すると読みやすい人の幅が広がります。

■だれもが見やすい印刷物の手引き(滋賀県)
http://www.pref.shiga.lg.jp/ud/02-torikumi/files/insatsunotebiki.pdf

3ページ(PDF5枚目)より引用

○ 本文の大きさは12ポイントを基本にします。

画面デザインでも12ポイントを採用

今回残念ながら画面デザインについてはガイドラインのようなものを見つけることができなかった。
おそらく紙面とちがって解像度やディスプレイサイズ・輝度などの設定値・デバイス(PCかスマホタブレットか)・使用環境などが異なるため、一概に何ポイントが最適だと言い切れないのだろう。

タイトルで12ポイントが最適と言い切ったのは、その方が釣れると判断したから(てへ)。

まぁ全くデタラメに12ポイントと言っているわけではなく、一応印刷物のガイドラインに合わせて12ポイントに設定してみて、自宅や会社など異なる環境で使用してみたところ私は非常に見やすいと感じたので12ポイントを採用することにした。

ちなみにフォント種類は「Meiryo UI」、BorderStyleはfmBorderStyleSingle、SpecialEffectはfmSpecialEffectFlat、Heightは21に設定している。
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単体で見るとノッペリして野暮ったく感じるかもしれないけれど、Windows 8 あたりからフラットデザインが主流になりつつあるので慣れだと思う。

以下の記事でフラットデザインを取り入れたデザインを紹介しているので参考までに。
thom.hateblo.jp
※上の記事ではテキストボックスにはMeiryo UIではなく、メイリオを使用した。メイリオ12ポイントの場合はまた最適なHeightが変わってくるので注意

テキストボックス以外のフォントサイズ

画面デザインでも12ポイントを採用していると書いたけれど、私はテキストボックス以外ではこれより小さなサイズもふつうに採用している。
なぜかというと、ラベル・ボタンなどは慣れてしまえば、それほど読まなくなるから。
配置場所や文字数からざっくりとそれが何であるかが判別できれば十分なのでそれほど不自由は感じない。

重要なのは、毎回内容が変わるテキストボックスにおいて読みやすいフォントサイズを採用すること。
特に電話番号・日付・商品コードや管理番号など、読み間違えると致命的なものについて、目を凝らさないと読めないというのでは辛い。
逆に長文は、読み疲れはするものの意外に小さめの文字でも読める。多少こまかい漢字が混ざっても文脈から判断できるからだ。

結論

この記事で私が言いたいのは何が何でも12ポイントということではなく、色々考慮してサイズを決めてねという話。

もちろんすべてを読みやすいサイズにしたうえでレイアウト上も収まりが良いのであればそれが一番だけれど、デザインを優先して切り捨てる部分も出てくるだろう。
そのときに、何を妥協して良いか、逆にここだけは死守すべき点は何かということをよくよく考えないと、使いにくい画面になる。

これまで格好いいけど使い勝手の悪い画面は、嫌というほど見てきた。
商品としてはそのほうが売れるし、意思決定者も気に入るからだ。

でも、もうたくさんだ。

システムの役割は仕事を効率化することである。使い勝手を犠牲にした格好よさなんてのは意味がない。

本当に使う立場に立って、どういったデザインがベストか考えてみよう。

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