t-hom’s diary

主にVBAネタを扱っているブログ…とも言えなくなってきたこの頃。

在宅勤務用にミュートスイッチを作成

在宅勤務で受電時に瞬時にミュートできるスイッチを作ったので紹介しようと思う。

実際のモノはこんな感じで、だいたいマウスくらいのサイズ。ミュート中はLEDが赤く点滅する。
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なんでこんなものを作ったのか

私の自宅では定刻になったらラズパイが可愛らしい音声で食事や家事や運動や勉強を促してくれるガイダンスシステムを導入している。

それによってあらかじめ設計した生活リズムをキープしているのだが、在宅勤務だと残業で電話会議している最中に音声ガイダンスが発動するのでそれを黙らせるためだ。
黙らせるだけならラズパイ側でミュートしておけば良いんだけど、問題はミュートしたことを忘れて音声ガイダンスがずっと無効化されてしまうので、ミュート中はミュートであることをアピールするようなスイッチが欲しかった。

以上が作成の経緯。
まぁ他にも資料作成中なんかは音楽をかけたほうが仕事がはかどったりするので、その時に受電したら瞬時にミュートするという用途でも使っている。

構造

日本開閉器という会社の4極単投スイッチ(型番 S-41-J)を使用している。
これはON時に4回路が同時につながり、OFF時に4回路が切れるタイプ。

以下がデータシート
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1-3, 7-9, 4-6, 10-12という表記はどの接点が繋がるかを表し、これを図示するとこうなる。
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ちなみに2, 8, 5, 11の接点はこのスイッチにはなく、同シリーズのS-42-Jという型番用である。実はそっちを買えばもっとシンプルにできたことを知って結局買いなおしたのだが、まだ届いてないのでとりあえずS-41-Jで作った。

接続図

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3.5ミリ ステレオ3極ジャックのケーブルの中身はL線とR線とグランド線になってるので、ミュートの仕組み自体は単純に音声ケーブルの各端子をスイッチにつないでるだけのシンプルなもの。

以下のサイトを参考にしたんだけど、接続をよく見てなくて、単純にON・OFFだと思いこんでた。
実際にはL線とR線をグランド接続することでミュートしてるようだけど、どうするのが正解かよく分からないのでまぁ単純OFFで良いかなと。。
craftsman.gtfm.org


NOT回路の方は電気知識のない私にはややこしかったけど、B-1 論理回路の基本というサイトで予習しつつ、回路シミュレータ―でLEDに流れる電流が適切になるように抵抗値を調整して作成した。

makezine.jp

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中身

実は閲覧禁止レベルのひどい中身。試作機ということでご容赦を。。
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音声ケーブルはスイッチの端子穴に通してねじってるだけ、NOT回路とスイッチの接続はワニ口クリップからブレッドボードへ、USB給電からNOT回路へもワニ口クリップからブレッドボードへ、LEDはジャンプワイヤーのメスに挿してるだけで蓋を開けるたびに抜ける始末。

S-42-Jを利用した改善案

S-42-Jは、日本開閉器の4極双投スイッチである。最初データシートだけ見て意味が分かってなかったので変な風に接続されるのを嫌ってON-OFFスイッチのS-41-Jを買ったんだけど、S-42-Jを使えばNOT回路がそもそも要らないことに気づいた。
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図にするとこんな感じ。
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箱の中身はブレッドボードが丸ごと消えて、抵抗1個に置き換わるイメージ。

あとは現状の回路だとLEDがOFF時も電力を食うけど、NOT回路をなくして単純スイッチにすればLEDがOFFの間は電力が消費されないのでUSBから給電しなくても乾電池で1か月くらい実用的に動作するかもしれない。ミュートにするのは週に4時間の定例ミーティングと不定期の会議が毎日1~2時間くらい。このあたりもちゃんと計算して改善したい。

古いお風呂の入浴環境をUpgradeするアイテム

最近湯舟につかろうと思い立った。
これまで10年ほどほとんどシャワーのみで過ごしてきたのに、なんでまたこれから暑くなる今から入浴なのかというと、とある動画の影響である。
このところ疲れを感じていた私に、しっかり疲れを取るには入浴が効果的という文句が刺さった。

うちの風呂は設備が古く、湯舟もかなり小さい。なんというか、正方形で深いやつ。
肩まで浸かろうと思うとターミネーターの登場シーンばりに体を折り曲げなければならない。

それでもなんとか、疲労回復とリラックスタイムを手に入れたく、入浴環境をUpgradeした。

まず風呂蓋。そもそも風呂蓋がない。賃貸契約したときから付いてなかったから通うなら自分で買えということだろう。
それでこれを発注した。

70×79。うーん狭い。
これは届いているものの、まだ使っていない。
月曜にダスキンさんを呼んでるので、本格的に風呂掃除してもらってから、使おうと思う。

次にお湯張り用のタイマー

オリエント 湯温計付 バスアラーム 1003

オリエント 湯温計付 バスアラーム 1003

  • メディア: ホーム&キッチン

水位センサーと温度センサーがついていて、アラームで知らせてくれる。Amazonレビューでアラームが小さくて気付かないという書き込みがあったけど、私の場合はそんなこともなかった。多分部屋と風呂の距離と構造によるんだろうな。
最近のお風呂ならこんなもの無くてもお湯張り・温度調節もフルオートなんだろうけど、うちの風呂はアナログなので水の溜まり具合を逐一確認しなければあふれてしまうし、湯加減を時折チェックしなければ煮えたぎってしまう。

次に湯かき棒

風呂を混ぜるのに専用の道具があるというのは初めて知った。
うちは2穴の追い焚きタイプの風呂釜。いわゆる昔のやつ。水面を触ると火傷しそうなほど熱いのに水中は冷たいままで、手でかき混ぜるのも一苦労だったけどこれ超便利。ヒノキの良い香りがする。

最後に完全防水のBluetoothスピーカー

最新版があるらしいけど、私は気づかずに上記の商品を買った。

音質はやっぱ普段使いのBOSEが良すぎていまいちかなと思ったんだけど、風呂で聴くと反響のせいか結構良い感じに聞こえる。

個人的にはスピーカーが一番買って正解だったと思う。
私の場合、湯舟に使ってるとなんか手持無沙汰ですぐ上がってしまうので音楽があったほうがゆったりとリラックスできる。

ハウスダストの移動モデルと対策アイテム

掃除してもしても無限に湧き出てくる埃。1日床掃除しなかっただけで掃除機をかけるとびっくりするくらいの量がとれる。

一体どこから湧いて出るのか。
気になって海外の動画等で調べてみると、まずハウスダストの60%は家の外から持ち込まれ、残り40%は服の繊維や布団など、つまり人間生活から発生しているらしい。

今回はハウスダストアレルギー持ちの私がハウスダストの移動モデルと今やってる対策を紹介する。
実は単に暇だったので以前から考えていた持論を図式化したくなっただけなんだが。

私の家のハウスダスト対策をモデル化したのがこちら。
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持ち込まれたあるいは発生した埃は空気中を舞い、最終的に床や物に降り積もる。
そして床を歩いたり物を触ったり風が吹いたりするとまた空気中に舞い戻る。

某研究によると空気中の埃は最大で9時間ほど舞い続けるらしい。
そして空気中の埃を人が吸い込むことでハウスダストアレルギーを発症する。

どの程度吸い込むかによって症状の程度も変わるのでアレルギー対策としては空気中の埃の全体量を減らすことが重要である。
よって直接的に空気中の埃を取り除く空気清浄機は必需品。

私が使っているものを紹介できれば良いのだけど、さすがに10年以上前のモデルなのでやめておく。ちなみにDAIKIN製。

次に重要なのは最も埃の積もる面積が多い床の対策。床を頻繁に掃除すれば部屋の埃の総量はかなり減るので、つまり結果的に空気中の埃の量も減る。

頻繁に掃除するのが面倒であればロボット掃除機がおススメ。ルンバじゃなくて良い。2万以下の製品で十分綺麗になる。
私が使ってるのはこちら。

壁掛け充電式の掃除機もあると便利。これもダイソンじゃなくて良い。1万以下の製品で十分。
私が使っているのはこちら。

吸引力が弱いというレビューもあってどうなんだと思ってたんだけど、ダイソンのあのごつごつ感がどうも好きになれず、白くてシンプルな家電が好きなので買ってみた。
確かにダイソンほどの吸引力は無いかもしれないが、これまで何かが吸えなくて困るということは無かったし、そもそも普通の掃除機で吸えないようなものは空気中に舞い上がってくることもないので埃掃除には十分なのだ。

ただひとつクセがあって、出力はレベルは弱と強の2種類なんだけど、電源ON直後にすぐ強に切り替えると電源が落ちる。
電源ONすると弱でスタートするのでモーターの回転数が弱の最大まで上がりきってから強に切り替える必要がある。
だいたい電源ONから3秒待てば強に切り替えても大丈夫。値段が安いのでそこは我慢だ。


あとは物に溜まる埃。特に机。これはハンディ―ワイパーで絡めとる。

ウェーブ ハンディワイパー 掃除用 本体 1本+取替えシート 1枚

ウェーブ ハンディワイパー 掃除用 本体 1本+取替えシート 1枚

  • 発売日: 2008/09/16
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

入り組んだ場所やパソコンの中身なんかはエアダスターを使えばよいけど、あれば溜まった埃を空気中に戻しているだけなので時間がたつとまた部屋にまんべんなく降り注ぐということを意識しておきたい。それに長時間舞い続けるのでアレルギー対策としては非常によろしくない。
できることなら外で吹き付けるか、空気清浄機を最大運転するか、掃除機と併用して吹いた傍から吸い込むのが良い。

最後に、部屋掃除を省力化するためには、平面を多く出すと良い。物を飾れば飾るほど平面が減って掃除がしにくくなるし、スッキリ見えなくなる。ただそこは趣味嗜好もあると思うので別に物が多い状態が悪いとは思わない。掃除が大変というだけで。

以上

ど素人がオーディオインターフェースを買ってみた話

はじめに断っておくと、私にはオーディオの深い世界が分からない。

聴覚に医学的な異常はないので、悪い音とそこそこ良い音の区別はつく。
しかし、そこそこ良い音と最高に良い音の区別はつかないと思う。

単に聞いたことがないからという理由でそう思い込んでいるだけかもしれないし、クラッシックのような繊細な音楽を聴くわけではないので違いに気付かないだけかもしれない。そもそもクラッシックが繊細だなんてのも私の勝手なイメージで、どこかで聞きかじった程度の知識にすぎないのだが。

これまではPCのマザーボードに標準でついているLINE-OUTからBOSEの1万円ちょっとのPCスピーカーにつないでいた。これだけで特に音質に関して何の不満もなかった。聴覚には個人差があるだろうけど、オーディオマニアではない一般人の感覚からすればこれで十分だと思う。

BOSEのスピーカーは原音に忠実ではなく、いい音に聞こえるようにチューニングされているらしい。これも聞きかじった話なので真偽は不明だが、確かに他の4~5千円のPCスピーカーとは別格だと思った。ここまでは私の耳でもわかる。


さて、そんな私が最近USBオーディオインターフェースを購入した。YouTuber御用達のこれ。

オーディオインターフェースを使用すると、本格的なオーディオ機器をPCで使用することができる。

購入のきっかけはコロナ禍による在宅勤務の本格化。

私はマイクで話すときに自分の声がどう聞こえるのかフィードバックが欲しいので、Windowsの機能でマイク音声を聴いていた。ただWindowsの機能では自分の発話と聞こえてくる自分の声に0コンマ何秒かの遅延があり、聴いていてすごくイライラする。

遅延の原因は、アナログ信号とデジタル信号の変換に時間がかかるためだ。
マイクが拾った生音声はデジタル信号に変換されてPCに取り込まれる。それからまたアナログ信号に変換されてスピーカーやヘッドフォンから出力される。

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この変換は高速に行われる為、誰かとボイスチャットするだけなら大した問題にはならない。
ただ自分の声をヘッドフォン越しに聴くとなると話は別で、しゃべってるのに発話が微妙に追い付いていないかのような感覚が神経をいらだたせる。

そこで調べて出てきた解決策がオーディオインターフェースである。
オーディオインターフェースを使用するとアナログ信号とデジタル信号の変換はオーディオインターフェース内で完結し、PCはデジタルデータしか扱わなくてよくなるので負荷が下がる。

自分の声に遅延が発生しない理由はアナログ信号をデジタル変換する前にそのままヘッドフォンにも流すような回路になっているんだと思う。
全く想像で書いてるので本当のところは知らないけど遅延がない以上そう考えるのが合理的だ。
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他のオーディオインターフェースを知らないのでそもそも自分の声を遅延なく聞けるのがこのAG03の特徴なのか、オーディオインターフェース全般がそうなのかは不明。

なおPC上のデバイスを聴くという設定は外しておかないと遅延音声も一緒に聞こえてくると思われるので注意。
また、YAMAHAのAG03にはモニターミュートという機能も付いており、自分の声を聴かない設定もボタン一つでできる。


私はこの時点でオーディオインターフェース導入の目的を果たしたのだが、せっかくなのでAG03の他のメリットも併せて紹介しよう。

  1. 自分のマイク音声を遅延なく聞ける。
  2. PC用のちゃちいマイクではなく本格的なマイクが接続できる。
  3. 従来のPC用機材も接続できる。
  4. デジタルとアナログの変換をオーディオインターフェースに丸投げできるのでPCに負荷がかからない。
  5. 音質が良くなる。
  6. 複数機器から出力される音を混ぜ合わせて1つのスピーカー・ヘッドフォンから鳴らすことができる
  7. 各接続機器(マイク・PC・スピーカー・ヘッドフォン・その他ギター等)のボリュームを個別に調整できる。

本格的なマイクについては例えば私が買った製品がこちら。

SHURE シュアー / SM58S

SHURE シュアー / SM58S

  • メディア: エレクトロニクス

音楽ライブでボーカルが使うようなものらしいので普通のトーク用にはオーバースペックかもしれないけどそこは下手の横好きでばっちり散財した。確かに音は良いので満足している。

これはダイナミックマイクというタイプで、カラオケで見慣れている形状の為かちょっとダサい感じはする。
ダイナミックマイクは環境音を拾いにくいとのことでこれにした。

コンデンサーマイクの方が見た目は格好いいし、繊細な音までとれるらしいので静かな環境であればそちらのほうが良いかもしれない。

さらにマイクアームと金属製のポップガードも買った。ポップガードというのはマイクに直接息がかかったときのボフっという風音をかなり低減してくれるアイテム。ミュージシャンがスタジオで録音するときにマイクの前にある円盤型の黒いフィルターがそれ。


さて、オーディオインターフェースによってPC負荷が下がるという話は正直最近のPCであれば関係ない気がしている。

ただ、音質が良くなるという話は理屈上は本当のことである。
PC内はノイズが多いのでそんなところにアナログ信号を入れたら波形が乱れる。これはPC内部でデジタル・アナログ変換を行っているかぎり避けられない問題だ。
一方でデジタル信号は劣化しないのでPCとUSBオーディオインターフェースはデジタル信号で通信し、デジタル・アナログ変換をオーディオインターフェース上で行えばノイズの影響はかなり低減される。

オーディオインターフェースはPCと違って専用の機材なのでそもそも内部に余分なノイズは少なく、対策もされているためだ。

まぁこれはあくまで理屈上の話である。
実際に波形を比較している方もいて、確かにその理屈は正しいというところまでは理解した。

で、実際聴き比べてみてどうだったか。

…わからん。

PCにヘッドフォンを直挿ししたときと、AG03に挿したときと聞き比べてみてもよくわからないのだ。
正確にいえば、音質の変化が分かりやすい特定の音楽を聴いたときに、ほんの僅かに音の質感が変わった感じもする。
ただ良くなったのか悪くなったのかは判別できない。

使用しているヘッドフォンはSONYのWH-1000XM3。


オーディオインターフェースで明らかに音が良くなったという人も居る一方で、なぜ私の場合はその良し悪しが判別できないのだろう。
下記3つの原因が考えられる。

  • もともと使ってるPCのオンボードサウンドが優秀
  • 単に私の耳が肥えていないだけ。
  • もっと高価なインターフェースやヘッドフォンを使わないと違いが判らない。

PCは自作機で、メインボードはこれ。

金属性のカバーで色々覆われててもしかしてノイズ対策になってる?
オーディオ機能を調べると、8チャンネルHigh Definition Audio(Realtek ALC1220)192kHz/32bitとある。
Realtek ALC1220を調べてみるとオンボードサウンドとしてはかなり良い部類らしいので、これのせいで低価格帯のオーディオインターフェースと比べても遜色ない音が出るのかもしれない。
もしかすると安いマザーボードでオンボードサウンドが貧弱なケースでは顕著に音質の向上が感じられるのかもしれない。

あとそもそも私の耳が肥えてないだけで、聴く人が聴けば違いが判るのかもしれない。
そうなると私には関係ない話になるので諦めるしかないが。

あるいはもっと高価な機材を使えば違いが判るのかもしれない。
確かに興味はあるものの現時点では今出ている音で100%満足しており、音質の悪さなど微塵も感じないので正直これ以上良い音というのは想像もつかない世界である。

以上がオーディオインターフェースを買って使ってみた結果である。

さて、せっかく色々と揃えたのだが在宅勤務で活用できているかというとその効果は今のところ限定的だ。
あるツールで1対1で通話するときには比較的高音質で会話できているが、複数名の会議で使われる別のツールではなぜか途中で音声がまったく聞こえなくなってしまう。

おそらく社内の帯域の問題と思われ解決に至らないので、複数名の会議ではスマホから接続することにした。

ではこの投資は無駄だったのか?

私はそうは思わない。
色々調べて機材を買うのはワクワクするしとても楽しい。確かに玄人からみれば素人がプロにあこがれて機材にこだわる姿は滑稽かもしれないが、誰に何と言われようと道具にこだわるというのは楽しいものだ。

そうやってのめりこんで本物の知識を身に着ける人もいるだろう。
私はおそらくそうではない。どこかで満足してそれでおしまい。

でもそれで良いんだと思う。所詮は道楽。楽しむことこそ一番の目的だ。

プログラミングで過去に行き詰った問題に再トライすることの勧め

昨年10月頃に、とあるPythonプログラムで2つの問題に行き詰っていた。
折角の連休なので再トライしてみたところ2つともあっさり解決してしまった。

プログラミングに限らずこういうことはよくある。

一度行き詰ってしまった問題でも、ある程度の期間を置くことで以下のような変化が起きる。

  • その間の学習で自分自身の実力が向上する。
  • 一旦忘れることで新しい視点から問題を見つめなおせる。
  • インターネットや書籍などで情報が充実してくる。
  • 新しい解決策が生まれてくる。

プログラミングでは特にインターネット上で得られる情報が多く、更新スピードも速い。
一人が問題を解決すると、同じ問題に困っていた人がそれを見つけて更にわかりやすく解説記事を出すといったこともよくある。

また検索エンジンの進化や検索されるサイトの変化も早いので、半年前は見つけられなかった解決策が今検索したら一発でヒットするということも珍しくない。

ということで皆さんも過去に行き詰って諦めている問題があれば、期間を置いて再トライをお勧めする。
また、ブログやQiitaで技術記事を書く人は他人とのネタ被りなんて気にせずに自分の切り口で堂々と解説記事を公開してほしいと思う。

在宅勤務の効率化 Koolertron 9キーマクロキーボードのご紹介

最近買ったマクロキーボードがとても便利だったのでご紹介。

今回レビューするのはKoolertron片手マクロメカニカルキーボードという製品。

マクロキーボードとは

普通のキーボードは押されたキーに対応する文字が入力されるが、マクロキーボードはキーごとに複数キーの連続入力のパターンを登録することができる。

これの何が便利かというと、アプリケーションを使用するときのキーボードショートカットをそのまま登録したり、複数のキーボードショートカットを連続して実行するようなマクロを登録したりできる。

たとえばExcelでオートフィルターのフィルターを解除して全表示させるショートカットは"Alt+D→F→S"であるが、この押下順をマクロキーボードに登録しておくことで1キーで実行できる。

今回紹介するマクロキーボードは専用ソフトでマクロを設定するが、いったん設定した内容はキーボード本体に記録されるため、一度設定したマクロは他のPCに繋いでもそのまま使える。

PCからは単にキーボードデバイスと認識されるためUSB接続が原則禁止されている環境でも普通にキーボードとして使える。(ただし目立つので自己責任で。私は在宅勤務専用デバイスにしている。)

私の設定

私は主にOutlookのメール閲覧用に使用している。設定内容は以下のとおり。
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他のアプリでキーを触って誤操作しないようにモード分けしており、Outlook用のモードではLEDがオレンジに光るようになっている。
左下のキーでノーマルモードに戻る設定にしている。

ノーマルモードには左下にFunctionキーを割り当て、Functionと組み合わせてモードを変更できるように設定した。
誤操作を防ぐ目的でノーマルモードではLEDを消灯させ、それぞれのキー単体を押しても何も起きないように設定している。

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設定方法

製品には一応マニュアルがついているが、あまりわかりやすいとは言えない。
とはいえ機能を逐一説明するのは避けたいので、今回は設定方法の一例をチュートリアル形式で説明する。
それができればあとはやりたいようにカスタマイズできると思う。

まず、製品についてくるマニュアルにソフトウェアのダウンロードURLがあるので、そこからAMA Keyboard Clientを入手する。

起動すると次のような画面が表示される。
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右上のナビゲーションからCustom Macroを開く
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左上のConnectボタンを押す。
キーボードに設定がすでに保存されている場合、Connectボタンで読み込まれるが、初回の場合は押しても何も変わらないと思う。
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初回でもConnectボタンを押す必要があるかは不明だが、一応押しておく。

まずCstMac1が選択されているのでここに適当なマクロを登録してみる。
StringParsingに"Hello"と入力してParse string>>をクリックする。
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すると真ん中のキーコマンド欄に次のように表示される。
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キーコマンド欄の各行はドラッグ&ドロップで順序を入れ替えることができる。
Splitボタンで選択した行のキーを押す(Down)と放す(Up)に分けることができ、Removeボタンで選択した行を削除できる。

単純に文字列の場合はString Parsingで楽に設定できるが、制御キーの場合は画面下部のキーボードから登録する必要がある。
例えば"Ctrl + >"という組み合わせだと、LCtrlを登録し、SplitでDown(押下)とUp(解放)に分け、その間に">"キーを入れる必要がある。
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さて話を戻して、"Hello"を入力できるよう登録した状態でUploadをクリックしよう。
するとキーボード本体にマクロ1が保存される。
ただしどのキーにも割り当てされてないのでまだキーを押しても何も起きない。

次に右上のナビゲーションからKey Mapperを開く
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ここでもConnectボタンで設定を読み込んでおく。
たしか購入直後は普通のキーが割り当てられていたと思うが記憶が定かではない。

表は8列15行あるが、今回のキーボードで使うのは3×3のエリアのみ。
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同メーカーからキー数の多いタイプも販売されているので、残りのエリアはそれらのキーボード用である。

マクロの設定方法は、設定したいセルを選択して、先ほど作成したCSTMac1をクリックするだけ。
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Uploadするとキーボードに反映されるので、メモ帳などを開いてマクロキーを押してみよう。
"Hello"と入力されたら成功。

割り当てを解除(つまり何も起こらないキーに)するにはキー選択エリアの右上の方にある何も書いてないキーを割り当てすれば良い。
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次に私がやってるみたいなモード分けの設定のやり方について説明する。

今しがた設定したのはノーマルというレイヤーである。その隣にあるFN・FN2・FN3というボタンでそれぞれのファンクションごとに異なるキーを設定できる。
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これらのレイヤーを使うためにはまずFN系のキーを割り当てる必要がある。
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ノーマルモードに割り当てたFNキーを押しながらFNレイヤーに設定したキーを押すことで、単体で押すのとは違ったマクロを割り当てることができる。

FN2レイヤーとFN3レイヤーもノーマルモードにFN2・FN3キーを割り当てることでそれらを押しながらそのレイヤーのマクロを実行することもできるが、この2つは toggle FN2、toggle FN3で完全にそのレイヤーに切り替えることもできる。
切り替えてしまえば各キー単体でFN2・FN3レイヤーのマクロを実行することができる。
ただし例えばFN2レイヤーにtoggleした後、ノーマルモードに戻るには再度toggle FN2をクリックする必要があるので、FN2レイヤーにもtoggle FN2が必要である。

私のキーボード設定詳細

Normalレイヤー

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FNキーが配置されているだけなので、キー単体では何も起きない。誤動作防止用のレイヤーである。
FNキーを押している間、FNレイヤーのキーが有効になる。

FNレイヤー

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FNと組み合わせてFN2・FN3レイヤーに切り替えるためのキーを配置している。

FN2レイヤー

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先にOutlook用モードとして紹介したレイヤーである。

FN3レイヤー

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まだ使用してなくて、モード切替のテスト用にTの文字が入力されるようにしただけ。

LED設定

LEDの設定は右上のナビゲーションからオプションで設定できる。
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まずConnectして、Num of RGB LEDsに9を手入力してChangeボタンを押す。これは機種ごとのLED数をソフトウェア側で検知できない為の設定項目と思われる。

LEDモードは初期設定ではRainbowが選択されている。9キーあるから9色設定できるのではと勘違いしそうだけど、「虹」の名の通り7色しか設定できず、残りの2キーは7色の中から使いまわされる。

Color1・Color2・Color3はそれぞれ全体を同色で光らせる設定である。

私はノーマルモードでは消灯するようにOffを選択しており、右側のLock LED SettingsでFN2 LockとFN3 LockにColor2・Color3を指定している。
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これでOutlookモードではオレンジ・もう一つのモード(FN3)では緑に光る。

解説は以上である。今回紹介していない項目や機能は私自身よくわかっていない。
でもこれだけで十分活用できているので個人的には満足である。

購入時の注意点

  • 説明書はとにかく分かりにくいし小さくて読みづらいのでキレないように。よく読めば一通り理解はできる。
  • 青軸タイプと赤軸タイプがあるが、これはキースイッチの種類のことで、目に見える部分に色がついているわけではない。青軸は押したときにカチっと小気味良い音が鳴るタイプで、押して気持ちいい反面カチャカチャ煩いので他人が居る環境での使用はお勧めしない。YouTubeで「青軸キーボード 音」などと検索すると聴ける。赤軸はまぁまぁ普通のキーボード音。
  • 設定できるレイヤーは4つしかなく、FNレイヤーはキーを押しながらのみ有効なので、モードとしてはノーマル・FN2・FN3の3つしか設定できないことに注意。
  • 私はコントローラーのように手持ちで使うので9キータイプにしたが、モード切替で1キー消費することを考えると置いて使う方は23キータイプの方が良いかもしれない。

以上

ローソク足チャートでダイエットの経過報告

前回ローソク足で体重管理するという記事を書いた。
今回はプログラミングと全く関係ないけど、まぁ前回記事を書いてからそろそろ2週間だし経過報告しとかないとどうせ三日坊主だろとか思われるものアレなので。。

てな感じで現在のグラフがこちら。
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1カ月で1キロ落とすみたいなことを書いといてなんだけど、予定外にすごいペースで減っている。
ちょっと早すぎて怖いけど、まぁ今太りすぎて脂肪肝という健康被害が既に出てるので、とりあえずそれを脱するまでは特に気にしなくて良いかなと考えている。

※ちなみに11/2は急激に減ってるけど、これは夜勤であまり計測できなかったため、たまたま最低値がその日の最終計測になっただけ。

やってること

朝食はシマヤの雑炊(約100kcal)と、小分けのミックスナッツ1袋(約200kcal)

昼食は大抵外食で欲望のままにドカ食い。

夕食はウェルネスダイニングの冷凍おかず(300kcal未満)と、マンナンごはん(168kcal)。

運動は室内ウォーカー45分(時速2.3km、傾斜5度)。電動の昇降デスクを使ってるので、高さを最大にすればウォーキングしながらPCで遊べる。

あとあんまり関係ないと思うけどシックスパッドのアブスベルトを毎日25分くらい(レベル13)。

今のところ順調に進んでる要因

標準体重68kgなので、現時点で成功と呼ぶのは気が早いんだけど、減量ペース的にはまぁ順調と言える。

朝と夜のカロリー合計がだいたい固定で100+200+300+ 168 = 768kcalで、運動しない場合の代謝が2600kcalくらいなので、体重維持に必要な昼食のカロリーは1832kcal。
昼食を好きなだけ食べたところでまぁ1000kcalってところなので、毎日800kcalくらいは足りない計算。
少し運動もしてるけど、摂取カロリーからすると運動してもしなくても勝手に痩せていく仕組みを構築したのが大きい。

あとはコンビニに行くとついつい色々とおいしそうなものを買ってしまうんだけど、以前ほど立ち寄らなくなった。平日のルーチンを決めたことで遊ぶ時間が減ってしまったので早く帰宅できる日なんかはコンビニに立ち寄る時間も勿体ないと感じる。19時になるとシステムから夕食を取れというお達しがあるので、空腹になりすぎて衝動的にがっつりメシを買いに行くなんてことも減った。

ただし一番大きいのはやはりローソク足チャートで体重変化をタイムリーにつかめるようになったこと。コンビニに立ち寄ってついつい夕食でドカ食いした日とか、ポテチを食った日にはすぐにグラフが上昇に転じるので分かりやすい。一方で予め定義した食生活を守るとサクッと減少が始まる。実際には食べたものが排泄されるまで24H~48Hとのことなので、すぐに体重に出るというよりは胃腸に滞留している食物量が変化してるということだろうけど、まぁ細かいことはおいといて結果がすぐに反映されるのは嬉しい。減ったと勘違いしてモチベーションが維持されて、それにより長期的に見ても本当に減ってるなら別に結果が即反映されていると考えても実際そんなに間違いはないかなと。

ということで報告おわり。
またしばらくしたら報告しようかと思う。
特に最近コーディングのネタも無いので。

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