非常に興味深い記事を見つけた。
uupaa.hatenablog.com
バズってる記事を引用するのは便乗するようでちょっと気が引けるけれど、「かな入力」には自分もこだわりがあるので、意見を記事として残しておきたいと思う。
最初のころ、かな入力はパソコンの初心者とか、機械音痴の方が使っているイメージだった。
日本語→ローマ字の脳内変換が不要で、キーボードを見ながら人差し指だけでポチポチと入力するイメージである。
顧客とやり取りしていて、時折「ハ゜ソコン」等の奇妙な表記を見かけたが、かな入力のせいである。
(それにしても、一文字ずつ確定させているのだろうか。。)
さて、実は私が「かな入力」を始めたのは以前パソコンのサポートをしていた時のこと。
リモートでユーザーの画面を操作するのだが、その際に時折かな入力に設定されているPCがある。
IMEの場合、Ctrl+Shift+カタカナひらがなキーでローマ字入力とかな入力を切り替えできるので別に切り替えても良かったんだけど、戻し忘れるとクレームにつながるのでそのまま入力しようと思いついたわけだ。
それから自宅での入力はかな入力、職場ではローマ字と使い分けるようになった。
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もともと私は使わない多機能を嫌う傾向にある。
ローマ字入力がデフォルトのころはキーボードにプリントされた「かな」はまさに使わない機能。
目障りでしかないため、いつかUSキーボードに変えようと思っていた。
しかしPCサポートの件もあって、「要するに使えば無駄ではない」という風に発想を転換した。
今自宅で使っているキーボードは「かな」が無いタイプであるが、日本語91配列なのでタッチタイプできるようになった今となっては、かな入力に支障は無い。
thom.hateblo.jp
かな入力への移行は意外に簡単だった。
騙されたと思ってしばらく「かな」入力を試してみると良い。
はじめたばかりで入力は遅いながらも案外すぐに配列を覚えてしまう事に気づくはずである。
当の本人は覚えられないと思っていても、指に任せてしまえばあっという間に覚えてしまう。
指は自分で思っているよりずっと賢いようだ。
もう少し専門的に書くと、指の動作というのは脳の運動野が司っているので、思考を司る前頭前野から見て困難に思えることでも平気でやってのけるということ。
指は自分とは別の生き物だと思って、そいつを信頼して任せれば良い。
普段の入力量にもよるけれど、私の場合は2週間ほど続けていたら苦痛もなくなり、むしろローマ字入力がいかに冗長であったか気づかされた。
少し難点といえば、ローマ字入力と併用していると読点と句読点をよく間違える。
「●●となっております。」と入力するつもりが、「●●となっておりまする」になることがある。
送信前に気づくので問題は無いけれど、もしこのまま送信してしまうとかなり恥ずかしい。
それでも濁音等を除けば基本的に一文字一打なので、すこぶる快適である。
最後まで読んでくれた皆さんにも、ぜひお勧めしたい。
2021/12/6追記
2021年12月6日現在、Windows10の「かな入力」には以下のトラブルがある。
thom.hateblo.jp
対処方法も併せて紹介しているのでかな入力派の人はぜひご一読を。
ローマ字入力派の人もこの記事を読んで改宗されるに違いないのでぜひご一読を。