さきほど立ち寄ったコンビニで気持ちの良いあいさつがあったので、好感度の高い「あいさつ」について考察してみたいと思う。
※あくまで考察であって、私が実践できているかどうかという話ではない。
「あいさつ」はコミュニケーションの基本であり、幼稚園・保育所で教わる。
「大きな声で元気よくあいさつしましょう」というやつだ。
挨拶の作法について教わったのは後にも先にも「大きな声で元気よく」だけだった。
別に間違いだとは言わないが、定義があいまいすぎるし、社会人になって字面どおりに「大きな声で」挨拶などされたらうっとおしくて仕方がない。
新社会人で妙にでかい声で挨拶をする人がいるけれど、あれも「大きな声で元気よく」の弊害だと思う。
挨拶は、相手に「届ける」ものだと思う。
適切な音量でないと、届かない。
声が小さすぎでも届かないし、
大きすぎでも届けたことにはならない。
あと、声には指向性があるので、相手を見て挨拶しないと届かない。
どういう風に挨拶しようと一応聞こえはするけれど、なんとなく自分に言われた気がしない機械的な挨拶になってしまう。
次に重要なのはアイコンタクトである。
感じの良いあいさつにアイコンタクトは欠かせない。
物理的に無理なシチュエーションを除いて、できるだけ目を合わせて挨拶するようにしたい。
以下は作家の中谷彰宏さんの受け売りで、自分で考えたことではないので一応引用符にしておく。(厳密な引用ではない)
挨拶を受ける側は、挨拶を受けてから相手を見返して、挨拶を返す。
挨拶を受けてから相手を見返すまではタイムラグがある。
だから、こちらが挨拶して終わりでは、アイコンタクトが取れない。「おはようございます」は一度で全員に向けて言えば良いけれど、返ってきたアイコンタクトはコンマ1秒で良いので全部拾っていく。
これで全員が、「自分に挨拶された」と思う。
極端な話、挨拶を言い終わってから相手を見るくらいでちょうどアイコンタクトのタイミングが合う。
私は朝の挨拶で自分に返ってきたアイコンタクトはできるだけ全部拾うようにしている。
残念ながら、ただ発声するだけの挨拶をしている方は多い。
この記事をきっかけに、「相手に届ける挨拶」を意識してもらえると良いなと思う。