先週末の三連休にスーパー銭湯に出かけ、ソフトウェア開発の古典「人月の神話」を読了した。
この本である。
- 作者: Jr FrederickP.Brooks,Jr.,Frederick P. Brooks,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まさか銭湯に置いてあるわけではない。読むためにわざわざ持って行ったのだ。風呂上がりに寝そべる休憩スペースがあり、そこへ持ち込んで読んだ。
なんでわざわざ風呂屋へ行ったのかというと、以前に読んだこちらの記事の影響である。
miyohide.hatenablog.com
家で難しい本を読んでいると、眠たくなったり誘惑に負けてしまったりするので、本を読むためにわざわざ自宅とは違う環境へ出かけるというアイデアはなかなか良いなと思った。
さて、「人月の神話」。内容はそれほど難しくないのだが、やや英語直訳っぽいところがあって、なかなか頭に入ってこない。ただ銭湯なので、集中力が切れたら風呂に入ればよい。風呂上がりは結構集中力が回復しているもので、丸一日かけて結局全部読み切った。
もともとこの本を買ったのは単に「これが、かの有名な(略)。ITに携わる者として一度は読んでおかねば」という気持ちからである。Amazonで安かったのものある。
この本で最も有名なのは「遅れているプロジェクトに要員を追加してもさらに遅れる」というブルックスの法則である。ソフトウェア開発のような込み入った仕事では、人員の増強が、追加要員の訓練・コミュニケーションの増大・仕事の再配分などの時間コスト増加に追いつかず、かえって遅れるという話だ。
他にも色々と収録されており、私が気に入ったのは第三章「外科手術チーム」と第四章「貴族政治、民主政治、そしてシステムデザイン」である。
実は、もう一つ名著と呼ばれる書籍を購入した。
- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,松原友夫,山浦恒央
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本では、「人を交換可能な部品として扱うことは間違っている」という趣旨で書かれているはずだが、まだ数ページしか読んでいないので分からない。
今度はこれを読むために銭湯へ行こうと思う。