最近Redmine環境を構築したので、早速プロジェクト管理と資産管理で使ってみた。
本格的に使うのは初めてだが、一応Vagrantで開発サーバーを立てて検証は何度かやって、1冊書籍を読んだくらいの知識はある。
まずはプロジェクト管理。
最近自宅のネットワーク環境を、勉強(道楽)を兼ねて無駄に強化したいという想いが強まっているのだが、想っているだけでは物事は実現しない。
よってタスクを分解して、実現までの段取りを計画してやる必要がある。
Redmineを使ってこのように計画を立ててみた。
※まだタスク登録の途中なので不足する項目はあると思う。
何のことはない、ただのToDoリストである。
ToDoに比べると非常にカスタマイズ性が高いので、将来的に何か追加の管理項目を増やしたい場合も簡単に対応できる。
次にプロジェクトに関連するネットワーク端末を管理することを考えたが、これもどうせならExcelじゃなくてRedmine管理にしてみた。
こんな感じ。
もちろん本来Redmineは資産管理ツールではないので自動インベントリ収集機能などはなく企業で使うのには向いていない。
ただカスタムフィールドを作れるので、個人資産の手動管理であれば十分対応できる能力がある。
プロジェクトは1タスク=1チケット。資産管理は1機器=1チケット。
チケット管理という単一の仕組みでいろんな使い方に応用できるのが面白いと思った。
Redmineの難しさ
こんな記事でもひょっとすると興味を持ってくれる方がいるかもしれないが、Redmineは前提知識なしに直感的に導入できるツールではないので、Wordpressみたいな操作感を期待していると面食らってしまうと思うので下調べが必要。
もし使いたい場合はYouTubeや書籍で一通り下調べしてみると良いかと思う。
管理者が初期設定とプロジェクトに応じたカスタマイズを済ませたあと、ユーザーとして使う分には比較的簡単に使えると思う。
面倒くさがらずに運用するために
私はRedmine活用に先立って以下の書籍で学習したのだが、その中の教訓として「なるべくシンプルに設計すべき」という趣旨の話が書かれていた。
例えばステータスやカテゴリー等は頑張ればいくらでも細かく設定できるし、カスタム入力フィールドもいくらでも作れる。
あらゆる項目を必須入力にしてガチガチに運用することもできる。
でも多分、最初からそんなに張り切ってたんじゃ燃え尽きるのも時間の問題だ。
少し運用してみて分かったのが、Redmineでは後から項目を追加するのがすこぶる簡単だということ。
まぁそもそもDBなので当たり前なのかもしれないが、システムによっては項目を増やすと全アイテムの項目に一つずつ設定しなければならないケースもある。
Redmineでは項目を増やしても、チケットを全選択あるいは必要な部分だけポチポチと選択した後に一括で値を設定する機能がある。
従って不要な機能や設定はバサッと削除して、これが無いとそもそも機能しないという必要最小限の構成で運用を始めると良いと思う。
こういう必要になるまで追加しないというスタンスをソフトウェア開発の現場ではYAGNI原則という。
"You Ain't Gonna Need It"→「直:お前それ要らんやろ」
RedmineでYAGNI原則が通用するのは整合性を破壊することなく簡単に追加できるからである。
ということで、今後も緩めに運用していこうと思う。
沢山機能があるからといって、張り切らないこと。
管理は必要悪と心得る。これが長く続けるコツかなぁと思った。
ま、使い始めたばかりで何を語ってるんだという話だけども。
以上