最近ネットワークの知識獲得に(2つの意味で)ハマっていて、Ciscoの自宅ネットワークラボ用に買い集めた機材が詰みあがっている。
上から、ルーター3台、L2スイッチ3台、L3スイッチ3台という品揃え。
端末はそれほど沢山ないので基本的にはOracle VirtualBoxを使ってなんとかするんだけど、これは先日書いたUSBデバイスサーバーを使うことで遠隔化の目途が立った。
thom.hateblo.jp
最後の問題は、ネットワーク機器の設定である。
通常、Ciscoなど業務用ルーター・スイッチは挿しただけでは動作せず、初期設定が必要になる。
ネットワークに繋げるための設定をネットワーク越しにやりたい。
は?
ちょおま、何いってんのそんなことできるわけ
はいドーン。ターミナルサーバーCisco 2511!!
買ってしまった。わざわざアメリカから。
国際送料が6315円。仲介サイトの手数料を含めると23,835円。
まぁでもターミナルサーバーってヤフオクとかにもあんまり出回ってなくて、日本で出回ってるセイコーソリューションズのSmartCSという製品が3万円以上するので、若干安く済んだかなと思う。
それに個人的に気に入っているCisco製品だし満足度も高い。
緑のASYNCというポートは非同期通信(まだよく分かってない)用で、普通のLANではなくてネットワーク機器のコンソールポートに繋ぐ。要はこのCisco 2511という機器にさえネットワーク接続できれば、あとはこのASYNCポートから各ネットワーク機器のコンソールポートに繋げて操作ができるという仕組み。
ただイーサネットポートはAUIという15ピンの見たこともない形状なので、別途RJ45へ変換するアダプタを付ける必要がある。これはヤフオクで2,000円くらいで入手できたので接続。
ちょっと台無し感があるけどまぁ仕方ない。
トラブル
先日のFujitsuでもハマったけど、こちらも前提知識なしで「まぁなんとかなるやろ」と軽い気持ちでポチったので、いざ届いてみると案の定トラブった。ちょっとプロの方に見られると恥ずかしいレベルの知識不足&初歩的なミスが原因だったのでさらっと流していこうと思う。
日本語サイト・英語サイトを一巡してtelnet経由でコンソールサーバーに接続できるところまでは確認できたのだが、その後何も表示されない。本来なら接続先ルーターのプロンプトが出てくるはずなんだが。。
さんざん設定を疑った結果、たまたまたどり着いた以下のサイトで、「もしかして普通のLANケーブルじゃダメなのでは?」と気づいた。
www.homecomputerlab.com
どうやらロールオーバーケーブルというものを用意する必要があるらしい。
差し込み口はRJ45(Registered Jack No.45 : 登録された差し込み口No.45)という普通のLANケーブルと同じ規格。しかし結線方法が違う。
そんなの持ってないし、近所に売ってるのも見たことない。
そこで、こいつの出番。
ないなら作れば良いんだ。
そして完成。
普通のケーブルと間違えないようにジャックカバーの色を変えてみた。
これでようやくTELNETでつながった!
が、、どうも様子がおかしい。表示はされるのに入力を受け付けないのだ。
また設定がおかしいのかと悩み倒した挙句、まさかと思ってケーブルを確認してみると。。
カシメ不良。。
今回特殊なケーブルを作るので、両端ができてちゃんと並び順をチェックしてからカシメようと思って、片方のジャックを仮で差し込んだ状態でもう片方の作成をしてたんだけど、その際に線が引っ張られて一部の長さが変わってしまったようだ。
カシメ直前に奥まで押し込んだつもりが、そもそも線の長さがバラバラになってたので奥まで届かない線がでて失敗した模様。
やっぱ片側のカシメが終わってからもう片側に取り掛からないとダメだな。
ということで失敗作の頭を切り落として再度接続。
これでつながった。
2511の設定について
色々なサイトで解説があるけど、比較的シンプルなのがこちら。
nikumaki.exblog.jp
上記サイトに倣って設定するとCisco 2511からCisco2511(自分宛)へのTelnetでコンソールポートに接続できるようになる。
あとは通常のルーターと同じくInterface Ethernet 0とかにIPを設定してLANに繋げば手元のPCからTelnet接続で使用できるようになる。
接続先ポートは2000 + 接続したいASYNCポートの番号となる。
最大で16台までの機にコンソール接続できるらしいが、まぁこんだけあれば埋まることは無いだろう。
以上