ボウリングは誰でも気軽に楽しめるスポーツである。
とは言っても、毎回ガーターばかりでは正直楽しくないだろう。
私も昔はガーターばかりだったが、高校の時に弓道を始めてから、なんとなくコツのようなものが掴めるようになった。
弓道で的を射るコツは、いかに余計なことをせず素直に離れるかである。
そのためには意識は自分の体に向けておく必要がある。
的に意識を取られるとフォームが崩れて当たらない。
ボウリングも同じで、ピンに意識を取られると当たらないのだ。
ではどうするかというと、私は投げるときにピンは見ず、床を見てなげている。
ボウリング場の床は板張りで、床の木板のつなぎ目がまっすぐピンに向かってのびている。
したがって、その線に沿って投げればピンを一切見る必要が無い。
2点を通る直線は一本しか引けない。
つまりは、ボールをリリースする瞬間のわずか数十センチを真っ直ぐに保てば、手を離れた後もボールは真っ直ぐピンに向かっていく。
投げるときは肘から先を外転させておく。
そうすると手のひらがまっすぐピンの方向を向く。
そのままリリースすればボールは真っ直ぐ転がる。
投げるというよりも、ボールを持つ腕をまっすぐ後ろに振ったら、あとは振り子みたいにボールの重量にまかせてしまえば良い。
意識は手首の外転をキープすることと、リリースの際に床板に沿って真っ直ぐということだけ。
コントロールが乱れない範囲で、できるだけ重い球を使えば、真っ直ぐでもわりとストライクがでる。
ガーターばかりでつまらない思いをしている方は、ぜひ試してみてほしい。