最近ネットワークの勉強をしている為、机の上にルーターが常時鎮座しておりなかなか圧迫感が凄い。
今回はこれをなんとかするための実験的取り組みである。
なぜこうなるかと言うと、スペックの高いメインパソコンでバーチャルマシン(VM)をたくさん動かして、VM同士を通信させているため、どうしてもPCとルーター間のケーブル本数が増えてしまうためだ。
さすがに4本の長ーいLANケーブルをそのまま別の部屋まで引っ張るということはしたくないが、かといって長ーいUSBケーブルでUSBハブごと別室にもっていくというのもあまり気が進まない。
そもそもUSBの伝送距離はたかだか10m程度だったと思う。
コンソール接続についてはコンソールサーバーとして使えるCisco2509というルーターを見つて注文したのでこれで解決するんだけど、端末であるVMを繋ぐのにどうするかというのが目下の課題だった。
そこで色々調べまわっていたら、USBデバイスサーバーというアイテムに出会った。
これはUSBハブをネットワーク接続にしてしまって、パソコンから専用ソフトを使うことであたかも自分のPCにUSBハブがそのまま挿さっているかのように扱えるという代物。
ただ口コミを探しても精々NW非対応のプリンターをUSB化したりNAS代わりにUSBハードディスクを挿すという使い方ばかりで、NW経由でUSB-LANアダプタを繋ぐなんていう変な使い方は全く情報がない。
そんなのに1万も出すのはちょっと怖いなぁと思ってたところ、旧式のCoregaCG-NUH04がメルカリで安く売られていたので購入してみた。もうとっくにサポートも終了しているのでネット経由ではユーティリティダウンロードもできないため、ユーティリティディスク付きを購入した。
検証の接続図はこんな感じ。
完全にダメ元だったけど、これがなんと、PCから普通に検証用ルーターにpingが通ったのだ。
PCが放ったpingはUSBネットワークカードに宛てたUSB信号となり、コレガのユーティリティがそのUSB信号をネットワーク信号に変換してコレガのデバイスサーバーまで届けられ、一旦USB信号に復号化されたのちにTP-LinkのUSB-LANアダプタで再びネットワーク信号になって検証用ルーターまで届けられる。恐らくそういう動作だ。すげぇなこれ。。
USB2.0は実測300Mbpsくらいしか出ないので普段使いのネットワークに組み込むのには向いてないけど、もともとラボ用のルーターは100Mbpsなので、今回の用途にはうってつけだった。