今回は以下記事の続きというよりは前提となっている話。
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自宅のsambaサーバーが老朽化してリプレースしているという話を書いたが、この気にデータ保管のポリシーをしっかり立てて管理しようと思って整理してみた。
これまではsambaサーバーに組み込んだ機能ありきで適当に運用していたんだけど、今回はきちんとデータのリスクを考えて整理してみた。
まずデータのリスクを消失と流出の2つの軸で考えてテーブルを作る。
イメージしやすくするために、自分が持っているデータの消失リスク・流出リスクを例示してみた。
※思い出の写真などは、被写体によって変わる。モノや風景なら流出リスクは小、自分なら中、友人や家族なら大といったところか。
そして、それぞれのマスに対してどういう対応をとると良いかをポリシーとして整理してみた。
このあたりは考え方や技術的にとりうる対応が人によっても違ってくるのでもしこれを参考に同じようなことを考えたい方は自分が実現可能な範囲ですると良いと思う。場合によっては印刷という選択肢もあるかもしれない。
そしてそのポリシーを満たすような実際の解決策を考えていく。
実は今わざわざNASじゃなくてファイルサーバーを構築している理由としてはデータの取り扱いをシンプルにするためである。
セキュリティと利便性は基本的にはトレードオフの関係になることが多いが、利便性を損ねずにセキュリティを高められる解決策があるのならセキュリティが必要ないデータにも高いセキュリティを適用してしまえば良い。
ということで私が考えた解決策がこちら。
このように全データに対し、自分がとりうる最高レベルのセキュリティを統一的に適用することで流出リスクを無視して消失リスクだけでデータの保管方法を決めることができる。
ということで、次回こそこれをsambaでどうやって実現しているのかを記事にしようと思う。
と言ってもまだ構築途中なのでもう少し先になるかなと思う。