仕事をまわしていく中で、属人化がリスクであるということがよく言われる。
属人化と聞くと、まさに「この人しかできない」「この人しか分からない」という状況をイメージされると思う。
私が思う属人化はちょっとこれとは違う。
ある仕事について、きちんとロール(役割)が定義され、マニュアルによって標準化されていれば、たとえそのロールに1名しか割り当てられていなくても属人化とは言わない。
逆に、いくら業務シェアされて複数名の担当が居たところで、仕事が標準化されていなければそれは属人的だと言える。
私のイメージする属人化
業務シェアはできている。でも仕事が人に属していて標準化されていないので属人的。
私のイメージする標準化
仕事に対し、それを担当すべきロールが定義され、ロールに対して人がアサインされている状態。
特に組織の変更や業務の移管が行われる際に、ロールがきちんと定義されていないと困ったことになる。業務を整理したいのであなたが対応している仕事を洗い出してください。その仕事は、なぜあなたが対応しているんですか?と聞かれたとき、例えば、その仕事はロール2が対応すると定義されていて、私はロール2も兼任している為ですと言えればOK。逆に、よくわからないけど前任者から引き継いだという答えだったら、まずはロールの定義が必要かと思われる。