電子工作を初めてから写真を撮る頻度が上がったのだが、スマホで写真を撮るのを面倒に感じていた。
OneDriveで自動的にPCと同期する設定にしているが、あまり同期の頻度が良くないし逐一クラウドを経由するのも好みではない。
それで無線LAN付きのカメラで自動同期できないかと探していたんだけど、そうした機能を謳っている手ごろなカメラが見つからずに困っていたところ、無線LAN付きのSDカードの存在を知った。
東芝のFlashAirという製品は、サードパーティー製のSnowyというツールを使うことで自動でPCに写真を取り込めるらしい。
これを使えば、手持ちのコンパクトデジカメ(Nikon COOLPIX P300)に挿して無線でファイルを取得できる。
Amazonで中古(16GBが6,800円)を見つけたので購入してみた。
※実はモノが届くまで中古だということに気づいてなかった。最近Googleの言語設定を英語にしたせいか、Amazonまで英語表示になってるので説明をちゃんと読んでなかった為である。
今朝届いたので早速PCから設定しようとしたんだけれど、、
は?
いやいや、落ち着け。多分あれだ、2013年の製品だから旧製品カテゴリーに移動させたとかそういうのだろう。
…
…
…ない。
ググってみると製品サポートがキオクシアという会社に移っているとのことで、そちらで探してみたところ、
は?
まじか。買ったばっかりなのに?
一応APモード(FlashAirが無線LAN親機になるモード)で接続できなくはないけど、逐一PCの無線切り替えて繋ぎに行くなんてのはナンセンス。STAモード(FlashAirが無線子機になるモード)でメインのLANからさくっとアクセスして欲しい。
小一時間ほど凹みながらググっていたところ、どうやらCONFIGファイルをテキストエディタでいじれば設定できるらしい。
参考サイト
https://flashair-developers.github.io/website/docs/api/config.html
私の設定
これでとりあえず接続できた。
次に以下よりSnowyをDLする。
emoacht.github.io
Zipを展開するとSnowyImageCopy.exeが入っているので実行。
SnowyTool.exe
Win10の場合はネットから拾ってきたプログラムということで最初に警告が出るが、詳細設定から実行するを選択することで使用可能である。(あくまで自己責任で)
SnowyTool.exeという実行ファイルもあるので何か初期設定でもするのかなと思って起動してみたけど、よく分からなかったので無視して良さげ。
SnowyImageCopy.exeの使用方法は他のサイトに譲るとして、少し戸惑った点だけ説明しておく。
まず接続先や保存先などは右上のオプションボタンから設定する。少し変わった開き方をするけれど慣れの問題なのでそこは別に問題ない。
FlashAirアドレスを指定する欄は、http://のあとにAPPNAMEで指定した名前を入れるのだが、その後スラッシュで続けて実際に写真が保存されるパスを指定しなければならない。
ルートフォルダーから自動で探してきてくれたりはしないのでそこが少し面倒である。
パスが不明なときはブラウザからhttp://のあとにAPPNAMEを指定して開くとフォルダーをたどれるので、実際に写真のあるフォルダーが開いたらブラウザのアドレス欄からそのままコピーすれば良い。
自動チェック感覚は分指定かと思いきや秒指定だった。デフォルトは30秒であるが、私は10秒に設定した。
常に自動チェックをかけるというよりは、カメラを使う時だけアプリを起動し、自動チェックをオンにした状態で撮影する感じ。
撮った傍からPCにたまっていく。それと、自動削除も設定したのでPCへ取り込みが済んだらSDカードからはデータが自動削除されていく。
これですこぶる快適な環境が整った。
ひとつ難点を挙げると、電池の消耗が早いことである。
まぁこればかりは仕方がない。色々試していたせいもあって早々に電池が切れてしまったけれど、普通に記事執筆のために使う分には問題ないと思う。
さて、今回は公式サポート終了品を購入してしまったために色々と設定で苦労した。
これから購入される場合は以下の製品がおススメである。
上記はSnowyのサイトで動作検証済と書かれたSDカードのうち一番新しいもので、キオクシアによるツールのサポートも続いているようだ。