先ほどWifiアクセスポイントで設定をいじっていたら、接続中のクライアントにIP Address 0.0.0.0と表示される謎の機器が存在することに気づいた。ナニコレ怖い。
侵入か!?いやセキュリティは万全のはず。
ということで表示されたMACアドレスから調べることにした。
MACアドレスとは
MACアドレスとはネットワーク機器に付与される固有のアドレス※で、同一ネットワーク内の通信に用いられる。
※正確にはネットワークインターフェースごとなので、LANポートの数だけ、あるいは無線と有線があればそれぞれMACが異なる。
※TP-LinkやHuaweiなど、一部企業が固有であるはずのMACを使いまわしている実態があるので、そうした会社の製品は必ずしも固有とは言えない。
そして先頭の6桁はネットワークインターフェースのベンダー※ごとに付与される固有の番号なのでこれを検索すればそのネットワークインターフェースがどの会社の製品か分かる。
※本体機器メーカーと同一とは限らない。
調べてみた
今回は8c:aa:b5ということで検索すると、上海の企業 Espressif Inc. というところらしい。
maclookup.app
何その聞いたことないメーカー怖い。
と思って調べてみると、こんなロゴが出てきた。
あ!これ何かの基盤で見たことある。
と思って電子工作パーツを漁ってみたところ、見つけた!
あぁ、Espressifって、あのESPか。なるほど。
てことは今ネットワークに繋がってるESPモジュールといえば、、M5 Stackだな!
あとはM5 Stackの電源落としてみてクライアントから消える、電源入れたら復帰することを確認し、確定した。
StaticでIP振ってるはずなんだけど、なぜWifi-AP上にIPアドレスが表示されないのかは謎。
ひょっとしたら私のコードがまずくて標準的な無線接続の手続きを取っていないのかもしれない。。
ということで解決。
おまけ知識
MACアドレスはスイッチングHUBで使われるアドレスだから、家はルーターに直接つないでるからMACは関係ないみたいな誤解をしてる方がいて、何事も中途半端にかじると厄介だなぁと思ったので、家庭でよく使われる無線LANルーターの内部構造(想像図)をご紹介。
厳密な構造はメーカーではないので分からないけど、無線LANルーターって要するに複合機器なので、直接指してるそれはスイッチだし、Wi-Fi接続も内部APを通じてスイッチ機能に繋がっていると思われる。
このスイッチに繋がれた区間は宛先IPアドレスは相手の宛先MACアドレスを調べるための手がかりとして使われているだけで、スイッチはIPアドレスを見て転送してるわけではない。
なお、ルーターはIPアドレスを見て転送先を決めるが、ルーター同士の実際の転送はやはりMACアドレス宛なので、機器同士の直接通信はどこまでいってもMACアドレスというのが事実。
なので家庭内にMACアドレスが重複する機器が2台以上あると、まともに通信できなくなる。
最近高性能な割に価格が安くて人気のTP-Link、ガジェット系YouTuberがよく宣伝してるので皆さんも気になっている方いるかと思うけれど、上記の前提を理解したうえで以下の記事を読むと、この騒動がよく理解できるかと思う。
www.itmedia.co.jp
このメーカー、他にもなんか怪しいので、私は個人的にはおススメしない。
anonymous-post.mobi
これ知る前に同社製のUSB-有線LANアダプター買ってしまったけど。