先日PoEについて紹介する記事を書いたが、今回はその続きで購入したスイッチを紹介しようと思う。
thom.hateblo.jp
今回買ったのはCiscoのSmall Business 250というギガビットイーサ対応スイッチの型番CBS250-8FP-E-2G-JPで、外観はこんな感じ。
PoE+が使えるスイッチは安いものでも1万円くらいはする。
なかなか高いなぁと思って安いのと何が違うんだろうと調べたところ、スイッチングハブは概ね3種類に分かれるらしい。
種類 | 想定される購買者 | 説明 |
アンマネージスイッチ | 一般家庭 | 電源を挿してLANケーブルを挿せば動くけど何も設定できない。 |
スマートスイッチ | 中小企業のネットワーク管理者 | 挿せば動く+WebUIやコマンドから各種設定ができる。 |
フルマネージスイッチ | 大企業のネットワーク管理者 | 設定しないと動かない。基本的にはコマンドで設定する。 |
そして更に色々と調べまわった結果、機能の違いが分かってきて面白くなってきたので、それなら機能豊富なスイッチを買って色々勉強してみたい。ということで買った。4万くらいした。。
・・・・
まぁ、勉強したいという気持ちがウソではないんだけど、本音はただの一目ぼれ。
エンタープライズネットワークで世界最大手であるCiscoは圧倒的なブランド力がある。
しかも私好みの白くてシンプルでお洒落な金属筐体。
これがなんとか手の届く価格で売られてたら、買わないわけにはいかない。
つまりこれは、私にとってのルイ・ヴィトンなんだ。
バッグなんて物を運べればなんでも一緒だろう。でもそれを持っているだけで幸せな気分になるという人も多い。
私も自宅でCiscoのロゴを拝めて毎日ハッピー。
まぁ折角高級なスイッチを買ったので、今後時間をかけて機能を色々と試してみようと思う。
管理画面はこんな感じのドリルダウンメニュー。
コマンドマニュアルを確認すると、なんと969ページもある。。
https://www.cisco.com/c/dam/en/us/td/docs/switches/lan/csbms/CBS_250_350/CLI/CLI_CBS_250.pdf
まぁ専門的な機能はまだまだ使いこなせる気はしないけど、色々と研究する余地がありそうで楽しみだ。
最低限のセキュリティを設定して、実際に設置してみた。
無線APへの給電がPoE1本でとても良い感じ。
余談
スマートスイッチなので基本的に挿したら動くと思っていたんだけど、実際には4時間くらいハマった。
PCからUSB-LAN経由でつないでいるときはサクサク動くんだけど、ホームゲートウェイに繋ぐと数十秒でリセットされる事象が繰り返す。
まさか初期不良か?と思ってなんとかSSHで繋いだところ、WAN側からDHCPv6でIPv6アドレスの割り当て通知が大量に届いていて、DoS攻撃みたいな状態になっていた。
この問題はスイッチのWebUIから設定をAdvanceモードにするとIPv6設定が出てくるのでIPv6ルーティングを有効にしたら解消した。