t-hom’s diary

主にVBAネタを扱っているブログ…とも言えなくなってきたこの頃。

私のxの書き方は間違っていた。掛け算記号とも丸カッコとも誤認しない手書きxの書き方。

[注意]末尾に補足を追記したが、シャネル型のxは間違いではなく推奨との意見もあるようだ。

数学のxってとても書きにくい。
普通に書くと掛け算記号と誤認するため、イタリック体で書けと教えられるのだが、教科書を手本に綺麗なxを書こうとすると次のように書く人も多いんじゃないだろうか。

xの本来の形を考えるとこの書き方はおかしいと思うんだけど、まぁ便宜的に教科書的なxを書くには都合が良い。

ところがこの方法、丸カッコと誤認しやすいという問題が残る。

丁寧にサイズ感を揃えて書けばいいんだけど、どうせ捨てる計算用紙なのでぐちゃっと書きなぐりたいのだ。
そもそもの形が誤認しやすいだけでなくて、そんなに書きやすくもないという問題もある。

さすがに誤認までいくことはあまりないんだけど、変なところで脳に認知負荷がかかりポカミスをやらかすという結果は良くある。
私がそうであったように、こういうところから数学嫌いが加速するという一面は確かにあるのだ。

なんでこのxもどきが失敗しやすいかというと、左円弧と右円弧をちょうど接触させるという高度な制御が必要になるから。最近制御工学をちょっとかじり始めたのでなんとなくこれって人間は当たり前にできるように思えて実は割と高度な制御なのではということに思い当たった。

それで本来のxの書き方に寄せて以下のようにやってみたんだけど、これも素早く綺麗に書くのが難しい。

1本目(赤)は楽だ。でも2本目(青)はカーブを描きながら交差点を中央に持ってくるという高度な制御が必要になる。
丁寧にやればこんなことは人間にとって朝飯前であるが、書きなぐることを考えるとあまり手軽とは言えない。

そこで思いついたのがギリシャ文字の「カイ」。MS-IMEだと「キー」と入力して変換するとこんな文字が出てくる。

これだ!

これなら、雑なサイン波を書いてスラッシュで打ち消すイメージでサクサクかけそう。

やってみた。

楽!誤認しない!

以上

補足追記

Twitterで情報いただいたのだが、物理定数としてギリシャ文字のカイを使うらしくて、エックスはシャネル型「)(」で書くべしという指導があるらしい。
ちょっと調べてみるとそのような主張が多数見つかったが、反論もついており、文脈で理解できるからどっちでも良しとする意見もあった。

海外事例を探すために"math variable handwriting x"などと検索してみるとどちらかと言えば掛け算記号そのものといったXが多く確認され、一部シャネル型、一部ギリシャ文字のカイといった具合。

個人的な結論としては、現段階の数学の学習には、エックスをカイとして書くことを取り入れてしまおうと思う。
他人に発表するようなもんでもないし、もしそんな機会があるならどのみち手書きじゃないだろうし。

気にする方もいると思うので一応補足しておいた。

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