M5 Stackに標準で付いてくるバッテリーは110mAhである。
これはつまり110ミリアンペアの電流を1時間流せるという意味だ。
ちなみにスマホのバッテリーは2500mAh~3000mAhくらいあるので、110mAhというのがいかに少ないかが分かっていただけるかと思う。
もちろん消費電力が全然違うのでスマホと比較するようなものではないが。
それでも以下のサイトによるとWiFiに繋いでると90~200mA程度消費するようだ。
ambidata.io
つまりWiFiにつなぎっぱなしにするような使い方では30分~1時間ほどでバッテリーを使いつくすと思われる。
そして消費電力を抑えるDeepsleepというモードでも10mA。
ということは、Deepsleepでも110mA/10mAで11時間しか持たないことになる。
そしてM5スタックを電源OFFする方法を調べていたところ、電源ボタンを素早く2回クリックすれば良いことが分かった。
ただし以下のサイトによると電源ボタンを素早く2回クリックしてもDeepsleepに移行するだけとのこと。
zenn.dev
これじゃ毎回バッテリーボトムを取り外さないと、11時間sleepさせておくだけでバッテリーを使い切ってしまうではないか。
(後に勘違いであることが分かる)
それで物理スイッチモジュールを発注してみたんだが、そういえば最後にチャージしてから4~5日経過してるけど普通に起動してくることに気づいた。
あれ、、、計算と違う。
ちゃんと公式のドキュメント読んでみたところ、「Power off: Quickly double-click the red power button on the left」とのこと。
docs.m5stack.com
DeepspleepじゃなくてちゃんとPower offって書いてある。。
公式がPower offって言ってるんだから前述の記事の方が間違ってるのでは。
更にGitHubで見つけた次のDiscussionによると、「This is a hardware problem of the IP5306 5V buck converter going into standby after 32 seconds when the load current remains below 45mA.」とのこと。
github.com
つまり、M5 Stackはバッテリー駆動時に消費電力が45mAを32秒以上下回った場合はスタンバイに移行するとのこと。
仮に電源ボタンを素早く2回クリックする操作がDeepsleepであるという記事が正しかったとしても、Deepsleepの消費電力は10mA程度なので32秒でスタンバイに移行するということである。
物理スイッチを使用すればStandbyよりも更に消費電力が低いものと思われるが、ちょっとこのスイッチケースも微妙なところがあり。。

公式の謳う電OFFの方法で電源を切っておいた場合、4~5日後も普通に使用できているので、私の運用方法では別にわざわざ物理スイッチ付けなくても良いかなと思った。