最近オシロスコープの使い方を学習している関係で何か手ごろなネタを探していたところ、ダイオードによる交流→直流の変換をしてみようと思い立った。
全波整流はまたおいおいやるとして、まずは半波整流から。
正弦波交流は最近買ったファンクションジェネレーターFG273から出力できる。
ダイオードの電圧降下が0.6Vもあることを知らなかったことで、なにやらちょっと潰れたサイン波が出てきてハマったけどこれはFG273の出力不足だった。
振幅(AMPLITUDE)を増大させていくと波形がくっきりしてくる。
ん??これ半波整流の逆相じゃね?
てことで繋ぎ間違いに気づいた。
こうやってダイオードと平行にプロープを当ててたんだけども。。
それだとオシロ経由で並列回路が形成されてしまい、往路はダイオードの順圧なのでそっちにながれてオシロに電圧は来ず、復路はダイオードに流れない代わりにオシロに流れ込む。
だから本来回路にかかる電圧と逆相になっていたのだ。
本当はプローブを当てるべき場所はここ。
そうすると往路では1kΩ抵抗と並列に接続されたオシロに電圧が印加され、復路はダイオードにブロックされて電流が流れない。これで半波整流回路の完成。
実物はこんな感じで単にダイオードと抵抗の足を曲げて引っ掛けてラジオペンチで圧着しただけ。つながない方もミノムシクリップで挟みやすくするためにくるっと巻いた。
そして接続。
実験。
よし。半波整流できた!
今回はここまで。
今後の計画としてはコンデンサによる平滑、全波整流、そして最終的にはトランスを使ったリニア電源でも作ろうかと考えているところ。
まぁ気が変わるのも早いのでやるかどうかはまだ分からないけども。
以上。