このところ私は小学生のドリルに取り組んでいる。
thom.hateblo.jp
現在、5年生の算数の途中。
さて、こんな問題が出た。
ひし形の面積 = 対角線 × ? ÷ 2
答えを言ってしまうと、?も対角線。
しかし勘で答えたものの、なぜそうなるのか分からない。
それで調べるのに文字式を使ってみた。
高校生くらいまでは、xとyを毛嫌いしていたのだが、実際に使ってみると文字式超便利!
まずひし形の対角線を文字xとyに割り当てる。
そのひし型を半分に切ってぐるっと90度回すと次のようになる。
三角形の面積は底辺×高さ÷2なので、この三角形は以下のようになる。
ひし形に戻すときにこれを2倍するので、
すると、最後の÷2×2は相殺されて消え、カッコも外れる
yは1分のyとも書けるので、
つまりこうなって
こうなって
最終的にこうなる。
xもyも対角線なので、ひし形の面積は「対角線×対角線÷2」で表すことができるといえる。
解いた問題は小学生レベルなのであるが、ここに文字式というか、数学の本質があるような気がする。
先日ジュンク堂で以下の本を立ち読みしたところ、こんな記述があった。
- 作者: 佐藤実,あづま笙子,トレンドプロ
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うろ覚えなので絵は間違っているかもしれない。ひょっとしたら別の本だったかもしれない。
ただ、この図で言いたいことは、今回の問題を解いてよく理解できた。
現実の問題をそのまま何とかしようと思っても難しい場合、一旦数学の世界に持ってこれば良い。
そこは法則が支配する世界である。
法則に従って淡々と処理していけば答えにたどり着く。
そうして数学の世界で得られた答えを現実世界に持ち帰る。
ルールばかりで融通の利かない嫌な奴だと思っていたが、これほど頼りになる奴もいないと思った。