先日から度々Shiftキーが効かない不具合に悩まされていたのだが、一応の回避策が見つかったので紹介。
【注意】今回の記事で言及している「かな入力」は日本語入力方式の「ローマ字入力/かな入力」のことです。半角・全角の話と混同しがちなのでご注意ください。多くの方が採用しているローマ字入力では今回紹介する事象は発生しません。紹介する暫定の対処方法自体は他のIME不具合にも有効だと思われるのでお困りの方はお読みください。
症状
Twitter、Officeソフト等で度々Shiftキーが効かなくなる。
どのような場合でShiftが効かなくなるのかしばらく謎だったが、再現方法が見つかったので一例として紹介する。
環境
症状が発生している私のPCのWindowsバージョンは次のとおり。
「新しいIME」で発生する。見分け方としては右クリックしたときのポップアップで分かる。
新しいIMEの右クリックメニュー
旧IMEの右クリックメニュー
再現方法
1) メモ帳等を開き、「かな入力」をオンにする。
2) 適当に日本語を入力し、Enterで確定する。
3) 半角/全角キーで英数字入力に切り替える。
4) Shift + 任意の英字キーを押下すると、Shiftが効かずに小文字が入力される。
このとき、押下したShiftキーを放さずに別の文字キーを押しても同様に小文字となる。
押下したShiftキーを一度開放してから再度Shift + 文字キーを押した場合は正しく大文字が入力される。
暫定回避方法
1) Windowsメニューから設定を開く
2) 検索窓にIMEと入力し、候補に出てきた日本語IMEの設定をクリックする
3) 全般カテゴリーをクリックする
4) 下の方にスクロールして互換性セクションから以前のバージョンのIMEを使うをオンにする
以上で一旦回避することができる。
おわりに
今回の不具合はWindowsのフィードバック機能からMicrosoftにレポート済み。
もしかしたら私がレポートする前に既に最新Updateで修正されているかもしれないけど、とりあえず文句の一つも言いたくなるような不具合なので。。
特に「かな入力」は人口が少ないので不具合を検索しても同じ症状がヒットせず、事象の特定に時間がかかったので今回記事にまとめることにした。
同じ症状で悩んでる方に情報が届くと良いなと思う。
なお、私が「かな入力」を使う理由は日本語の文章を入力する場合、単純にかな入力のほうがストロークが少なくて済むから。
調査によると、同じ文書を入力するのにローマ字入力では約1.6倍のストロークが必要になる。なるべく優雅にタイピングしたいのに、ローマ字入力では1.6倍ガチャガチャしないといけない。かな入力に慣れてしまうとこれは相当にストレスフルである。
かな入力に目覚めた経緯については以下の記事で紹介しているのでよろしければどうぞ。
thom.hateblo.jp