以下の記事で作成したPS4コントローラーをマクロキーボードとして使うためのツールについて、これまで基盤むき出しで使ってたのだが今回思い腰を上げて3Dプリンターでケースを作ってみた。
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まずはFusion360でモデリングし、
Curaで3Dプリンター用データに変換して印刷。
基盤をはめ込んで、
蓋をしめたら完成。
使用イメージはこんな感じ。電源LEDが透けてしまうけどまぁこれはこれで分かりやすいのでOK。ちなみに光を透過させたくない場合にアルミホイルを使う方法があるようだけど、導電体なので基盤に接触する可能性がある場合は絶縁体で挟むなど工夫は必要になると思う。
今まで別に基盤剥きだしで困ったわけではないけどやはりケースがあるとプロダクト感が出てとても愛着が湧く。
以下、失敗談など
これだけ見ると簡単そうに思えるかもしれないけど、実際には色々と失敗もあった。
初号はこちら。
そもそも寸法ミスッて全然ハマらなかったらどうしようと心配してた割にカチっとはまってなかなか良いのでは?と思ったんだが。。
このとおり。
USBマイクロ側の穴をつくる際にフタ側の高さを測る基準線を間違えてハマらず。またボディーとフタの接合部が細すぎて破断。
二号は壁の厚みを1ミリから2ミリに増やしたのだが、Micro USBの穴のX位置を片側の壁からの距離で中心決めをしてた関係で位置がズレて失敗。
三号はフタもかっちり締まり、穴の位置もいい感じ。
これは勝ったな!と思ったんだけど、Micro USBを挿そうとしたら基盤がスライドしてニョキっとなった。。
初号と二号はそこまでたどり着くまえに没だったので気付いてなかった。
そして四号。基盤がズレないようにストッパーを入れて、これが今回の最終形となった。
しかし一つ問題が。。このケースは基盤がしっかり固定されるのだが、一度取り付けるとかなり外すのに苦労する。
3Dプリント時にベッドに塗ったノリを洗うのに一度外したが、精密マイナスドライバーで何とか外れたと思ったらUSB差し込み口が微妙に曲がってた。(力をくわえて直した。)
まぁ問題って言っても頻繁に外すものではないしとりあえずこのまま使うつもりである。
蓋の固定をどうするか悩んだけど、リセットボタンをつけてないので接着剤固定だとアクセスできなくなるし、今回蓋とボディーの接合部の隙間がゼロで印刷してるので閉めにくいけど閉ったあとはうまくかみ合ってカッチリ固定されている。落とさない限りは多分大丈夫なのでこのまま運用しようと思う。
今回色々失敗して学んだこととして、寸法決めするときは後で修正が入るかもしれない場所を基準に選ばないこと。今回のケースではケースの壁の厚みを後から調整したことでいろんな部位の寸法が影響を受けて位置ズレを起こした。
あとこれまで知らなかったのだが、寸法は計算式で入れられる。
電卓と格闘するというのも間違いやすい原因になるのでこの機能は積極的に活用していこうと思う。